sei l'unico che può rendermi felice.

花より男子の二 次 小 説。つかつくメインのオールCPです。

08月≪ 09月/123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月
BLOGTOP » ARCHIVE … 2022年09月

All you need is love. 4


All you need is love. 4





二日酔いに痛む頭と、泣き続けて腫れた目で、今日が土曜日で仕事が休みで良かったと思った。


ホテルから出て駅に向かえば始発が動き出していて、すぐに電車に飛び乗って帰宅した。

また道明寺を思い出しては泣いてしまいそうだけど、泣くのは止めようと決めたんだからと気合いを入れる。


だって理由はどうであれ、頑張って、ひたすら頑張って資格を取って就職した。

今の仕事を選んだことに後悔はない。

恋に破れたけど、私には仕事が残ってる。

まだまだ下っ端で、大きな案件なんか夢のまた夢だけど、今はとにかくコツコツと経験を積ませてもらうことに専念しよう。


それでも土曜日は頭痛は酷いし、気持ち悪いし気分も最悪だったから一日中ベッドでゴロゴロして過ごした。

日曜日は、また明日からいつも通りに1日を始める為に、休みの日のルーティンを熟す。

掃除洗濯、買い物をして、一週間分のおかずの作り置きをする。

仕事の予習も忘れずに。経済紙を読むのも、いつの間にか慣れた。



道明寺と連絡のなかった5年間、ゴシップ誌ではアイツの熱愛や婚約間近かなんて記事もあったみたいだけど、そういうのは読まなかった。

読んでいたのは、経済紙。

経済紙は道明寺の関わる仕事の功績を知る手段だった。

連絡がなくとも道明寺との未来を信じて疑うことのなかったあたしは、いつか自分の力で道明寺の隣に立ち、自信を持って一緒にいられる日を夢見ていたのだ。


そう。夢を見ていた。


一人で、道明寺を置き去りにして。


また涙があふれそうになるのをグッと堪える。

今日は早く寝よう。

だって明日は道明寺HD支社長就任が決まって初の、本社出社日。

きっと主要部署には挨拶回りに来るはず。


これからはもう道明寺の隣に立つことはないけれど、支社長とは一社員として関わっていくのだから。








スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学